旧tron-Factory 業務日誌

引っ越しました。業務もしていなければ日誌でもなかった。

FL Studioのオートメーション

FL Studioでオートメーションを書く時、困ったことがひとつ。途中のポイントを動かすと、それに合わせてパターンが伸縮してしまうのだ。

gyazo.com

はっきり言って非常にやりづらい。YouTubeとかを見る限り別にこういう仕様ではないらしいので、なんとかなるはずだと思い調べていたところ、直接関係はないが以下のようなものを見つけた。

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

これによれば、左上の「STEP」をオンにすると左クリックでポイントを書き込む形式になるとか。とりあえずやってみると、

gyazo.com

これ楽しい。オートメーションはこういう風に書きたいと思っていた部分があるので何気にうれしい。

ここで気になったのが、「STEP」の横にある「SLIDE」。これもしかしたら冒頭の問題に関係あるんでは……?

gyazo.com

その通りでした。一件落着。

まとめると、

  • 「STEP」も「SLIDE」もオフ→右クリックでポイントを追加、左ドラッグでそのポイントだけ移動
  • 「STEP」はオフ、「SLIDE」はオン→右クリックでポイントを追加、左ドラッグでそれ以降のポイントすべてが移動
  • 「STEP」がオン→左ドラッグでポイントを連続的に追加、右ドラッグで消せる(この場合SLIDEは関係なさそう)

という感じらしい。SLIDEも常時これだと鬱陶しいけど適切に使えば便利かもしれないのでいい感じに使えたらいいな。

Windows10マシンで Windows7を動かした話

EastWest の Symphonic Choirs Platinum を昔のPC(Windows7)から今使ってる新しいほう(Windows10)に移そうとしたが、どうも前のPCでデアクティベートしないと使えないらしい(ライセンスが1台までになっている)。

前のPCの起動ドライブは今新しいほうのPCに差さっているのでこれ起動したらいけんじゃね?と思った。

結論から言うといけなかった。iLokのライセンス認証はハードウェアに紐づいてるらしく、Win7でもWin10でアクティベートしたやつのライセンスしかデアクティベートできなかった。ので、結局EastWestに「解除して!」ってメールを送って、今は結果待ち。(2/7追記:解除してもらった。もっと前にメール届いてたけどチェックするの忘れてた)これでは他の旧PCでアクティベートしたソフトのライセンスはデアクティベートできないが、まあこれらは複数PCで使えるようになってて今のままでも困らないからとりあえずいいかなと思う。

それはさておき、Win7を使うのは意外と手間取ったので、備忘録的に書いておきたい。

1.Win7の入ったSSDを起動ディスクに選べない

Win7はレガシーOS(マジか……)なので、UEFIに対応していないそうで、そのままではWin7は起動すらできない。

これはUEFIの設定画面でCSMとやらを有効にすると解決する。どうもレガシーBIOSをエミュレートしてるとかなんとか。

このとき、Secure Bootは無効にしないとなんか問題が起こるらしい。ちなみにASRockのUEFIではEasy Mode(で合ってるかな)の右下でこの2つの設定ができる。

参考 : 

jisaku-pc.net

2.マウスもキーボードも動かない

起動しても、マウスもキーボードもまったく反応しないのでログオンできない。セーフモードとか選択する画面では使えるのに……

これはWin7USB3.0のドライバがないからかと思ったが、旧PCにもUSB3.0ポートはあったから違う気もする。わからん。

解決策としてはUSB2.0とかPS/2とか使えばよいのだけど、なんとUSB2.0ポートはなく、PS/2はなぜか機能しない。

というわけで困っていたが、UEFIで疑似PS/2とかそういう感じの機能を有効にしたらいけた。キーボードだけ。ついでにPS/2で繋いでたキーボードもこのタイミングで使えるようになった。なんで?

3.やっぱりマウスは動かない

4.ネットに繋がらない

とにかく起動もログオンもできたんだからあとは目的を果たせばよいのだが、インターネットに繋がらない。ついでにやっぱりマウスは使えないので使いづらい。

というわけで、Win10でインテルWin7用ドライバを落としてきて、インストール。これでマウスもインターネットも使えるようになった。

downloadcenter.intel.com

downloadcenter.intel.com

あと、さほど困らなかったけど、なぜか解像度が800×600になっていた。

まとめ

Windows7はレガシーだから最近のマシンでは使いづらい

・PCを移行する前にiLokのライセンスは全部デアクティベートしておこう

今年も今年を振り返る

この記事はKMC Advent Calendar 201820日目の記事です。昨日の記事はhatsusatoさんの「理想のスライドツールの考察」でした。今見たら

今年のKMCアドベントカレンダーは遅刻が相次いでいて不穏ですが、tron君ならきっと間に合わせてくれるんじゃないかな。

などということが書いてあり、信頼が痛いです。

さて、アドベントカレンダーに登録したのはいいのですが、今年も例によって書くことがないので、またしても今年の振り返りでも書こうかなと思います。

去年のはこちら。

tron-factory.hatenablog.com

一昨年は今見たら振り返りじゃありませんでした。

 

KMCとしての活動

APPOLO A-08

 去年に引き続き音楽集を出しました。今回は部員の投票で決まった「中盤通常戦闘曲」というテーマがありました。

私は「Dark-Net Matrix」という曲を出しました。某エグゼみたいな世界観のつもりだったのが、気がついたら完全にシューティングゲームの曲になっていました。

ちなみに、売り上げは0でした。諸行無常

コミックマーケット94

去年はCDを作らなかったらしいですが、今年は音楽CDができました。

私は上の「Dark-Net Matrix」を再録した(誰も聴いてないはずなので)ほか、「3_12」という曲を入れました。これは過去に作った曲で、もういつ作ったのかもわからない(タイトルを見るに3月12日ではありそうですが……)ものです。なので何を言うことも最早できないのですが、とりあえず説明してみるとジャンルはテクノとかそういう感じです。キックがずっと鳴っていて、時々シンバルとかシンセが鳴ります。何か高い志の下に作ったような気がするのですが、もう何も覚えていません。まあ、その程度の志だったんでしょう。

NF2018

今年はNF委員でなくなったのでまだ楽でした。

作品としては音楽集に「November Overture 2018」を出したのと、2年ぶりとなる作曲者コメント企画をやりました。

作曲者コメントは以下のページで読めます。

www.kmc.gr.jp

「November Overture 2018」についても書いてあるので、引用をもって説明に代えます。

1.November Overture 2018

作曲・編曲:tron

こんにちはこんにちは。またしてもtronです。

以前から、具体的には1年以上前からアルバムの「序曲」的なものを作りたいと思っていました。メタルバンドのアルバムの1曲目によくあるようなやつです。しかし去年はうっかり作り忘れてしまいました。今年は覚えていたので、なんとか作りました。
最初はフルオーケストラを考えていましたが、時間と技能がなかったので木管&ストリングス&ハープ&ドラムという感じになりました。
なかなかそれらしい「序曲」になったんじゃないかなあと思っています。
ちなみに、作曲者は「2018」の部分を日本語で「にーれいいちはち」と読んでいます。

 

その他の活動

目に見える活動としては、SImutransの部内向けサーバーを立てて苦労した点をブログに書いたりしました。

tron-factory.hatenablog.com

tron-factory.hatenablog.com

ちなみにサーバーは、使っていた部内VPSが乗っかってるサーバーのメンテに伴って吹っ飛んだと聞いたので多分もう消えてます。

その他Simutransでは某893団体に入ったり学会*1に行ったりもしていました。こういう経験がなかったこともあってあまり交流できませんでしたが、今後していけたらいいですね。

あと個人的には日課を設定して毎日こなしていくようになりました。もう2か月ぐらい続いていて、大きな進歩だなと思っています。人間やり始めてしまえばけっこうやっていけるもんですね。

来年の目標

鬼に笑われていきましょう。

来年はとりあえず、アドベントカレンダーで振り返り以外のことを書きたいです。そのためには色々進捗生まないとなあ、と思っています。後は音楽をもっと作っていきたいし、書き物とかもできたらいいですね。

それじゃあこの辺で。無事間に合って、信頼に応えられたのでよかったです。こんな内容で応えられてるんか???

明日の記事はwalkureさんの「電子工作系なにか 間に合わなかったらポエム」です。

前日がこの有様なので気を楽にして書いていただけたらと思います。

 

*1:という名前のオフ会

Simutransサーバーからログイン情報をSlackに投稿

以前KMC内でNetSimutransをやっていたとき、ログインするとSlackに情報が流れるようになっていた。

gyazo.com

今回のプレイでもやりたいと思い、前回のサーバー管理者だった id:nonylene さんにコードを教えてもらった。

 

#! /bin/bash

/bin/journalctl --machine simutrans -f | /bin/grep Welcome --line-buffered | /bin/sed -ue 's/.*\(Welcome, .*\!\) .*/\1/g' | /usr/bin/xargs -I{} /bin/bash -c "/bin/echo {} | /usr/bin/jq -Rnc --unbuffered '{ text: input }' | /usr/bin/curl -X POST -d @- https://hooks.slack.com/services/hogehoge/piyopiyo"

 で、これを使ってやってみたのだが、うまくいかない。

 

(改行コードとかそういう問題を除けば)問題点は2つあった。

 1.debugオプション

journalct -fしてみれば一目瞭然、"Welcome,hogehoge!"がログに流れていなかった。debugオプションなしでやってるからだと気づき、色々試したところ、-debug 2以上でないとこのメッセージはログに流れないらしいので、-debug 2で起動することにする。

 2,jq

/usr/bin/jqがないぞ!と怒られたので調べてみると、jqとはJSONを扱うのに使うソフトだった。インストール。

 

これで以下のようにログイン情報が流れるようになった。

gyazo.com

ちなみに上のも下のも2回同じログが流れているが、これはSimutransが2回同じメッセージを流してくることによる仕様である。うまくやれば回避できるかもしれないが、回避する必要も特にないので放置。

UbuntuサーバーでSimutransを立てたので覚書

表題通りのことをしたので苦労した点などまとめておく。

やったこと

SimutransのOTRP Ver17.1を使ってサーバーを立てた。

github.com

サーバーはKMC内で構築されているVPSを使っている。

OSはUbuntu Server 18.04、CPUは仮想2コア、メモリは4GB。

 

困ったこととか

configure.ac

参考にしたサイトでは「configure.shを実行」などと書かれていたが、今回使ったものにはconfigure.shはなく、configure.acが入っていた。しかも動かなかった。

default.inを書けば特に問題はない。

 

ビルドされたものの場所

makeで生成されたファイルは (ソースコードのあるフォルダ)/build/default にある。

参考サイトにも書いてあったけどしばらくわからなかった。

落ちる

「接続はできているのに駅を立てたら落ちる」という事案が発生。

クライアント側をVer17.1にしたら解決した*1

実のところ当初どのバージョンをビルドしていたのかわからないので、「両方を17から17.1にした」のが成功理由かもしれない。

アドオンが読み込めてなさそう

作ったPakフォルダを使ってサーバーを立てたら、「Pakが一致しない」と出た。

もちろんそんなはずはないのでいろいろ調べたところ、「オブジェクト名が重複している」のが原因らしい。

owakon.blogspot.com

ので、ここに書いてある通りに重複しているもの(ログに"〇〇 is overlaid by addon!"と出ているもの)を消したりバイナリいじったりしたら無事解決。

なお、バイナリをいじるときはオブジェクト名の最後の1字を変えるとかにするべし。文字数が変わると困ったことになる*2

ただ、まだ overlaid by... がいくつか出ているのに起動にこぎつけられてしまったのが気になる。overlaidそのものじゃなくて、特定のアドオンでこれが出るのが問題なんだろうか?

あるいはこういう理由なのかもしれないが。

owakon.blogspot.com

called without a display driver~というやつ

参考にしたサイトでも載っている事例。どうやって解決したか忘れてしまったけど、(私の場合)実はこのエラーは本質じゃなくて、この上のほうに出ている別のエラーを解決する必要があった。セーブデータ絡みだったような気もするが、覚えていない(すみません……)。

 

こんなところ。あとセグフォはたまに出るけど、たまになので大体の場合問題ない。

参考にしたサイト

覚えてる範囲で。

どうでもいいメモ帳: さくらVPSでSimutransを動かせた (完結編)

LinuxでNetSimutrans用のサーバーを構築する | としつーる

ArchLinuxでsimutransサーバを建てる 2016/02 120.1.3 - みちのいに!!

Simutransを自鯖で構築してみる - ejo090の日記

Simutransをビルドしてみる

Simutrans-ExtendedをLinux(Ubuntu16.04LTS)でビルドする

 

P.S.実行時にやたら出てくるWorld destroyed.っていう厨二感溢れるフレーズはなんなんだ

 

 

 

*1:元々Ver17を使っていた

*2:skipping unknown -nodeというエラーが出る。これはクライアント側でも出る。

今年の活動を振り返る

ごきげんよう、KMC2回生のtron(id:tron_kmc)です。寒いですね。寒くて文字入力も一苦労ですよ。

この記事は KMC Advent Calendar 2017 - Adventar の9日目の記事です。このカレンダーの内容はkyp(id:kypa)さんの尽力によって下の記事に逐一まとめられる(予定な)ので、良ければ参照してください。kyp(id:kypa)さん、がんばってくださいね。

kmc.hatenablog.jp

昨日の記事はあおかび(id:aokabit)さんの ScalatraでシュッとWebアプリを作る(予定) - 夜明け でした。 aokabit.hatenablog.com

Webアプリとか、いずれはやってみたいですね。

さて、突然ですが私は1997年11月9日に産まれました。つまり今日は20歳になって一ヶ月の記念すべき日なのです。

というわけで、「20歳になってどうだったか」でも書こうと思ったのですが……なんと、びっくりするくらい何も変わりませんでした。

精々酒を少し飲むようになった程度で、あとは19歳だった頃と何も変わりません。周りから散々脅され、なんだったら20歳になった瞬間意識を失って哲学的ゾンビにでもなるんじゃなかろうなと怯えていたので、拍子抜けです。

これでは流石に記事にならないので、私が今年KMCで発表してきた作品でも振り返ろうと思います。

APOLLO A-06

KMCは今年(多分)初めて音楽単独の作品集を出しました。経緯は部誌のvol.11*1に書いたのでそちらを見ていただくとして、私が出した曲を説明します。

私が出したのは「KMC Music Collection vol.1 隣り合わせの♪と青春」に3曲、「KMC 40th Anniversary Compilation Album」に1曲です。

The Paradox City
Space Fighter Resurrected(A06 Ver.)

これらは「KMC Music Collection vol.1 隣り合わせの♪と青春」に収録した曲ですが、NF2016の時も出した曲なので、その時書いたライナーノーツをご覧ください。個人的には読むと恥ずかしくなるので読み返したくないんですが……

Kernel Mutation:Code A06

これは「KMC Music Collection vol.1 隣り合わせの♪と青春」に収録した新曲です。

「頭字語にする」「アルバムの1曲目にする」をコンセプトにして作りました。途中激しくなるところ以降の出来にはちょっと不満が残りますが……

後半部は「各収録曲を切り刻んで入れる」みたいなことを考えたりもした(と思う)のですが、結局私の作った曲を切り刻みました。「The Paradox City」も入ってます。

AC Integration

これは「KMC 40th Anniversary Compilation Album」の曲です。KMC40周年を祝うアルバムということで、KMCらしさを表現したいと思い、アナログ的な部分とコンピュータ的な部分が混ざっている様を表現した曲としました。

曲名の「A」はAnalogで、「C」はComputerです。何でDigitalじゃないんだとか言わない。 それらがIntegrationされているわけですね。

使った楽器(ソフトウェア音源ですが……)の頭文字を取ると、これまたKMCになるようになってます。頭字語大好きです。「KMC Music Collection」も再帰的頭字語ですしね。

あと、この曲は41秒と短いですが、これは「40」を超えてその先に行くという意味があります。それ以上追及しないでください

NF2017

一気に飛んでNFです。今年は夏のコミックマーケットでCDを作らなかったのでこうなりました。

私は1曲作りました。「Metalworms(Stand Alone Ver.)」です。

これは去年作っていた「紫伝」というゲームのステージボス戦の曲です。ゲームから離れて単体の曲としてある、ということでStand Aloneと付けました。ただ、単体感を出すためのエンディング部分が急いで作ったのであまり納得のいかない出来なのも確かなのですが……

音としては、トランス系のサウンドに民族楽器を入れたものです。KMCに入ってから作った曲では一、二を争う自信作です。

この曲は「紫伝」のディレクターでもあったopesanの作った曲のメロディを取り入れたので作曲が共作になっています。

工夫としては、敵が虫っぽい見た目ということで、虫感のある(?)シンセを入れたりしています。伝わるかなあ、虫感、こう、グチュグチュした感じの、こう……

書けば書くほど伝わらなくなる気しかしないので次に行きましょう。……と言いたいところですがここで終わりです。NFは11月の末ですからね……

今年はあまり曲作れてないなあとは思っていたのですが、書いてみると明らかですね。しかしこれでは寂しいので、最後にこの後のことを書きます。

C93

コミックマーケット93では新曲を2曲出したいと思っています。一曲は今作っているゲームの曲、もう一曲はゲーム関係ない曲です。

締切も迫ってきて正直やばいですが、なんとかしますので、乞うご期待。

それでは。

明日の記事はKMCid:hatsusatoさんの「gpg」です。正直見当もつきませんが、一体どんな話なんでしょう。

P.S.公開されました

gpg のはなし · GitHub

*1:実はもう完売してしまったので、持っていない方はWeb公開をお待ちください

シンセサイザークイズに参加した

sleepfreaksさんの「クリスマス企画 シンセサイザークイズで豪華プレゼントをゲット」に参加してみたところ、

 

sleepfreaks-dtm.com

1位をとってしまいました。

参加する時は「3位ぐらいに入れたらいいなあ~~」ぐらいの気持ちだったもんだからめっちゃびっくりした。

賞品はSylenth1にしました。Spireと迷ったのですが、デモ版を動かしてみたところSpireは5台でもきつかったのに対しSylenth1は10台でもさっくり行けたので。Neutronの教訓を活かした形です。

これからSylenth1で曲を作りまくります。

 

宣伝

 CDには今回のSylenth1を使いまくった楽曲「Higher Sky」も入っていますので、ぜひ手に入れて、聴いてみてください!